ここでは公益財団法人健康・体力づくり事業財団が認定する、パーソナルトレーナーにも人気の資格「健康運動実践指導者」について、資格特徴や取得方法などを紹介します。
健康運動実践指導者は、公益財団法人健康・体力づくり事業財団が認定を出している民間の資格で、健康になるための運動を効果的に、そして安全に行えるよう指導できる能力を証明するものです。似たような資格に「健康運動指導士」というものがありますが、同じ公益財団法人健康・体力づくり事業財団が認定していても内容は少し異なります。「実践」が名前に入っている健康運動実践指導者の方がより実務的な内容が求められ、資格取得の難易度も高いです。
健康運動実践指導者の資格を有する人は、運動を健康のために行う人を指導することができます。プロのスポーツトレーナーを指導するというよりも、普段運動をしていない人がこれから始めるにあたって適切な運動ができるよう指導をするという意味合いが強いです。
健康運動実践指導士は、運動時の体の適切な動かし方やその指導方法を主に勉強します。認定試験は筆記試験だけでなく、実技試験も入りますが、難易度はそれほど高くありません。健康運動実践指導士は、資格を取得後、フィットネスクラブやジムなどでパーソナルトレーナーとして指導することもあれば、介護施設や病院のリハビリテーションセンターなどで運動の指導を行うこともあります。また、学校の教員として指導を行うといったケースもあるようです。
健康運動実践指導者の資格取得には、講習の受講、筆記試験と実技試験の3つを受ける必要があります。
健康運動実践指導者の試験を受ける条件は、以下のいずれか1つの条件を満たしていることが必要です。
前期2~3月、後期8月:9日間33単位分
筆記試験と実技試験の両方で、実技試験はレジスタンストレーニング2分間、有酸素性運動3分間
※別途登録料22,858円が必要。
合格率は60~70%と言われており、比較的難易度は高くないようですが、筆記試験と実技試験の両方ある上、実技試験は4~5人のグループで被指導者に対して運動指導を行うので実践的な内容が問われます。
健康運動実践指導者は、健康を目指した運動を行う人の指導を行います。ジムやフィットネスクラブでのパーソナルトレーナーや、事故で体を長期間動かしていなかった人のリハビリ指導などを行うことができます。多くの進路があり、汎用性の高い資格といえます。
資格の取得難易度は高くありませんが、個人で勉強するのが難しい人はスクールに通うのも1つの手です。財団の認定している健康運動実践指導者養成学校で勉強することで、講習が免除されるといったメリットもあります。
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